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ハイブリッドワークとは?定義とメリット・課題、事例を紹介

オフィス勤務とテレワークを組みあわせた「ハイブリッドワーク」。ハイブリッドワークはアフタ―コロナのスタンダードになるとも考えられています。ハイブリッドワークのメリット・デメリット、課題、導入事例などについてわかりやすく解説します。

コロナ禍の初期には急速にテレワークが普及しましたが、コロナ禍が長期化するにつれ、オフィス勤務に戻る企業が増えてきました。一方で、社員のワークライフバランスの実現やBCP対策、人手不足解消などのメリットから、オフィス勤務と並行してテレワークを継続する企業も少なくありません。そのようにオフィス勤務とテレワークを組み合わせたワークスタイルを「ハイブリッドワーク」といい、最近注目を浴びています。

ハイブリッドワークについて、基本的な知識とメリット・デメリットを紹介します。

ハイブリッドワークとは柔軟性が高いワークスタイル

ハイブリッドワークとは、従来のオフィス勤務とテレワークを組み合わせて働くワークスタイルのことです。コロナ禍を背景に、まずはテレワークが急速に普及したあとで、注目されるようになった働き方です。

ZDNet Japanのレポートでは、IDC Japanが2021年3月に実施した「Future of Workstyle(働き方の未来)」に関する企業ユーザー動向調査について、以下の結果を紹介しています。

「回答によれば、ワクチン普及後は日米とも7割弱の従業員が週5日オフィスで勤務し、隔週以上の頻度で在宅勤務する従業員の割合が日本で約3割、米国では4割弱に達するとの見通しだった」 続いて、日米共に、今後ハイブリッドワークが定着する可能性があるといった内容で締めくくっています。

ハイブリッドワークのメリット・課題

ハイブリッドワークのメリットと課題を見ていきましょう。

メリット1:社員が状況に応じて働く環境を選べる

オフィス勤務かテレワークかを選択できるため、社員が自分に合った働く環境を構築することが可能です。従来のオフィス勤務では両立が難しかった、介護や育児などと両立させやすいことも、大きなメリットでしょう。社員が自身の業務状況に応じて働く環境を選択できるため、生産性の向上も期待できます。

メリット2:社員のモチベーション・満足度向上が期待できる

働く環境を社員が選択できると、自身のペースで仕事に取り組むことが可能になります。また、ワークライフバランスも取りやすくなります。したがって、自分主体の仕事環境が構築できる状況は、社員のモチベーションや満足度向上につながるのです。

メリット3:労働力不足解消が期待できる

社員のモチベーションや満足度が向上すると、離職率の低下が見込めることもメリットのひとつです。また、これまで対応が難しかった、育児や介護と仕事との両立や、遠隔地からの勤務を希望する人も採用しやすくなります。求人への応募数が増えれば、優秀な人材を確保できる可能性も高まるでしょう。以上のことから、労働力不足解消が期待できます。

課題1:コミュニケーション不足

オフィス勤務が減ると、顔を合わせてコミュニケーションを図れる機会が少なくなり、帰属意識の低下につながるケースが考えられます。社員同士交流する機会が減ることで、業務上必要な情報の共有がうまくいかないといったことも考えられます。

コミュニケーションを図れるセンターオフィスの確保、ハイブリッドワークにおいて適切にコミュニケーションを図れるようなルールの設定といった工夫が必要です。

課題2:勤怠管理や評価がしづらい

テレワーク中は部下の働いている姿を直接見ることができないため、勤怠管理や評価が難しくなります。ハイブリッドワークに合った管理体制・評価基準に見直す必要があります。その際、オフィス勤務をする社員、テレワークをする社員双方が不公平感を持たない体制・基準にすることがポイントです。また、社員全員にその内容を丁寧に説明し、理解を得ることも重要です。

課題3:ハイブリッドワークに適した環境の構築が必要

既出のふたつの課題にも関連しますが、ハイブリッドワークを導入する際には、それに適した環境を構築しなければなりません。例えば、ハイブリッドワークにおけるコミュニケーション不足や、勤怠管理といった課題を解決するために、マイクロソフトの「Microsoft Teams」やGoogleの「Google Workspace」のようなツールやシステムの活用も必要でしょう。また、社員が出社したくなるような環境が整ったオフィスや、出社人数や利用状況に適した面積のオフィスなど、ハイブリッドワークに適応するオフィス環境を検討することも重要な課題です。

ハイブリッドワーク導入事例

ハイブリッドワークの導入事例を2つ紹介します。

  • 株式会社パソナグループ

    株式会社パソナグループは、「ハイブリッドキャリア」という新しいキャリアの創り方を提唱しています。本社機能の一部を淡路島に移転し、ハイブリッドワークの整備促進を行っているのです。島内には複数の拠点を設け、どこでも自由に仕事をすることが可能となっています。

  • サイボウズ株式会社

    サイボウズ株式会社は、ハイブリッドワークを積極的に推進していることで知られています。導入から定着までに10年の歳月をかけて試行錯誤を繰り返し、ハイブリッドワークの環境を整えました。コミュニケーション不足解消のために、社内用に気軽につぶやきを投稿できる、日報ならぬ「分報」を導入するなど、ユニークな取り組みも実施しています。

ハイブリッドワークはアフターコロナのスタンダードに

働く場所を柔軟に選べるハイブリッドワークは、アフターコロナのスタンダードな働き方になる可能性があります。乗り遅れないようスムーズに導入するには、課題を知り解決策を検討することが必要です。

ハイブリッドワークに適した環境を整える際、なによりもオフィス環境の整備が求められますが、従来の賃貸オフィスへの移転となると、内装工事や設備をそろえるなどの手間やコストがかかります。また、オフィス勤務をする社員の人数の変化に対して、柔軟な対応が難しいことも問題となります。

そこでおすすめなのが、「シェアオフィス」の活用です。従来の賃貸オフィスよりも初期の手間やコストを削減でき、人数に応じて柔軟に利用できます。充実した設備やサービスがあるのもシェアオフィスの大きな特徴といわれます。

会員制シェアオフィス「WAW」は、無料Wi-Fiや複合機・シュレッダーなどの設備が整っているほか、各種手配代行やフロントスタッフによる受付対応、アメニティの貸し出し、フリードリンクなど充実したサービスが好評です。個室や個別ブース、オープンエリアなど、豊富なワークスペースから自社の状況に応じてフレキシブルに利用できます。オープンエリアは、日本橋、赤坂、神田と、3店舗の利用が可能です。

そのほかのWAWのサービスやプランについては、下記からご覧ください。

なお、シェアオフィスについては「【徹底解説】コワーキングスペースとは?シェアオフィスとの違いや利用手順を紹介」をご参照ください。