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COLUMN

コラム

作業部屋が今すぐほしい!レンタルスペース、ホテル……どこがいい?

フリーランス人口の増加や在宅勤務の普及にともない、作業部屋(スペース)の需要は高まっています。作業部屋にはどのような選択肢があるのでしょうか。各選択肢のメリット・デメリットも紹介します。良い作業部屋を確保し、効率良く仕事を行っていきましょう。

自宅を事務所としている個人事業主やフリーランス、在宅勤務中のテレワーカーなど、自宅で仕事をする人は少なくありません。しかし自宅は本来生活の場であり、いつでも仕事がしやすい環境であるとは限りません。ときには、集中して仕事ができる作業部屋やスペースが欲しいと思うこともあるでしょう。そんなときの選択肢となる、ビジネス向けのレンタルスペースやホテルなどについて、メリット・デメリットや選び方を紹介します。

作業部屋の「レンタル」が注目される背景

作業部屋のレンタルが注目されている背景として、フリーランス人口やテレワークの増加が考えられます。

フリーランスとは、企業に属さず独立して仕事を請け負う働き方、またその働き方をしている人を指します。会社員のように作業部屋やスペースを会社に用意してもらえないため、自宅で仕事をするフリーランスは少なくありません。

ランサーズ株式会社の「フリーランス実態調査2021」によると、2021年2月のフリーランス人口は1,670万人でした。労働人口の24%にものぼり、2018年と比較すると、フリーランス人口は500万人以上増加しています。

また、働き方改革やコロナ禍の影響で、テレワークを導入する企業が増加傾向にあります。テレワークには在宅勤務、サテライトオフィス勤務、モバイル勤務がありますが、特に新型コロナウィルス対策としてのテレワークは在宅勤務が中心と考えられます。

以上のように、自宅で仕事をする人が増加したことが、作業部屋のレンタルの需要が高まっている理由のひとつと推測できます。

次章以降で、作業部屋としてレンタルできる個室やスペースを紹介します。

なお、フリーランスについては「フリーランスになるには?なり方や向いている職種などを紹介」で、テレワークについては「急速に進む働き方の多様化!企業側のメリット・デメリットなどを紹介」で詳しく解説していますので、ご参照ください。

作業部屋として利用できるビジネス向けレンタルスペース

ビジネス用途でレンタルできる代表的な施設には、「コワーキングスペース」と「シェアオフィス」があります。

コワーキングスペースもシェアオフィスも、個人や企業がワークスペースを共同利用できる施設です。どちらもフリーアドレス制のオープンスペースなのが一般的ですが、シェアオフィスのなかには個室タイプもあります。

利用方法は、月間の利用料金を支払う「月額制」と、使用した時間に応じて利用料が発生する従量制の「ドロップイン」の2種類があります。ドロップイン利用について詳しくは、「コワーキングスペースのドロップインとは?メリットや利用方法を紹介!」で説明しています。

また、施設によりその充実度は異なりますが、仕事に必要な設備があらかじめ整えられているのもコワーキングスペースやシェアオフィスの特徴です。

続いて、コワーキングスペースと、シェアオフィス(オープンスペースタイプ、個室タイプ別)のメリットとデメリットを紹介します。

コワーキングスペース・シェアオフィス(オープンスペースタイプ)

  • メリット

    長期賃貸借契約の従来型賃貸オフィスにあるような保証金や礼金が発生しません。また、仕事に必要な設備を揃える必要もないため、初期費用を抑えてスペースを確保できます。

    支払い方法が月額制の場合は、所定の料金で施設の営業時間内であればいつでも利用できます。ドロップインの場合は、「特定のプロジェクトにかかわる期間だけ」「場所を変えて集中して仕事をしたいとき」など、必要なときにピンポイントで利用できます。なかには複数拠点が利用できる施設もあり、その日の気分や予定に合わせて場所を選択できるのがメリットといえます。

    ルームクリーニングや郵便物の受取、発送代行など、サービスが充実している施設を選べば、自身は仕事だけに集中できることもメリットでしょう。

  • デメリット

    ほかの利用者とスペースを共有するため、機密情報の含まれる作業はしにくく、ミーティングや商談には不向きです。

    ただし、通常は会議室が併設されているため、必要に応じてレンタルすれば、そのデメリットは解消できます。

シェアオフィス(個室タイプ)

  • メリット

    従来型賃貸オフィスと比較すると小規模であることが多いものの、専用スペースを確保できます。オープンスペースタイプと併設されていることが多く、その場合は双方の利用が可能です。

    会議やセキュリティに気を使う業務も安心して行えるのは、個室タイプの大きなメリットでしょう。また、大小さまざまな個室を用意している施設もあり、状況に合わせて選ぶことができます。

  • デメリット

    コワーキングスペースやオープンスペースタイプのシェアオフィスよりは、利用料が高くなる傾向にあります。

  • ビジネス目的でレンタルできるホテルやカラオケボックス

    最近では、本来は異なる用途の施設でありながら、ビジネス利用のサービスやプランを打ち出しているところがあります。その特徴とメリット・デメリットを紹介します。

    ホテル

    客室を「日中8時~20時のうち数時間」「1泊で最大30時間」などの設定で、ビジネス利用できるプランを用意しているホテルが見られます。

    • メリット

      プライバシーが確保され、かつ清潔であるなど、快適な空間で仕事ができます。Wi-Fiや電源などが揃っている点もメリットでしょう。ホテルという非日常的な空間に身をおくことで、リフレッシュ効果も期待できるでしょう。部屋によっては、展望の良さが望めるかもしれません。

    • デメリット

      設定されている最低利用時間がコワーキングスペースやシェアオフィスよりも長くなるため、場合によっては無駄なコストがかかることになります。また、料金水準は高めで、場合によっては予算を超える可能性があります。

    カラオケボックス

    テレワーク用の定額プランや、サービスを用意しているカラオケボックスもあります。

    • メリット

      ホテルに比べ、リーズナブルな料金で個室利用が可能です。Wi-Fiや電線設備も利用できるケースが多いようです。ある程度の防音機能もあるため、通常のビデオ会議や電話、プレゼンテーションの練習などの声を出す仕事もできる点がメリットでしょう。複数人の利用も可能で、先方に理解があれば打ち合わせに利用することもできます。

    • デメリット

      通常の利用客がいる場合、歌声が聞こえてくる可能性があります。ビデオ会議や電話の相手が顧客の場合は、注意しなければなりません。またソファやテーブルが低くて集中しにくかったり、照明が暗く目に負担がかかったりするかもしれません。

      ホテルやカラオケボックスは、電源やWi-Fiなど基本的な設備は揃っているものの、本来の用途がビジネスではないため、設備が十分でないと感じるかもしれません。

      コワーキングスペースやシェアオフィスの場合、ビジネス利用を想定した施設なので、設備が充実しています。また、内装や調度品もビジネスを意識したものであり、「使いやすく疲れにくい」「作業に集中しやすい」といった、目に見えにくい利点もあります。

      なお、ホテルやカラオケボックスのほかに、時間制の個室ブースを提供しているカフェもあります。注文したドリンクや食事代と、利用時間に応じた個室ブース代がかかるのが一般的です。

    作業部屋の選び方について

    作業部屋を確保する目的は業務の遂行です。そのため、仕事に適している環境かどうかが重要です。仕事内容や自身の性格によって作業部屋の向き・不向きが分かれるので、次の点を確認しましょう。

    1. 1. 個人でできる業務か

      個人でできる業務ならオープンスペースでも問題ありませんが、ビデオ会議や電話など他者とかかわる場合は完全個室が望ましいでしょう。

    2. 2. 高いセキュリティが求められる業務か

      オープンスペースは不特定多数の人が出入りする環境です。機密情報を扱うため高いセキュリティが求められる業務には向きません。

    3. 3. どのくらいの設備が必要か

      ホテルやカラオケボックスでも電源やWi-Fi程度は揃っていますが、そのほかの設備は期待できません。複合機やシュレッダーなど業務上必要な機器がある場合は、それらが整っている施設を選ぶ必要があります。

    4. 4. そのほか

      カラオケボックスはリーズナブルな価格で個室を確保できますが、店舗設備やほかの利用客の状況によって、ビジネスに利用しやすいかどうかが左右されます。ホテルは静かな環境を確保できますが、旅行気分に浸ってしまい仕事に集中できなくなる懸念があります。

      どちらも一時的な利用なら問題ないかもしれませんが、長期的に利用するなら、やはりビジネス向けのレンタルスペースの利用が適切です。

      また、仕事内容にかかわらず、周囲の雰囲気にモチベーションが左右されると考える人は、同じようにビジネスに打ち込む人が利用する、コワーキングスペースやシェアオフィスが向いているでしょう。

    レンタルスペースを借りる手続きは難しくない

    作業部屋としてシェアオフィスやコワーキングスペースを借りる際の流れを紹介します。月額利用する場合の一般的な流れは次のとおりです。

    1. 1:内覧予約&内覧
    2. 2:申し込み手続き(申込書や本人確認書類の提出など)
    3. 3:利用規約を確認のうえ、利用開始

    内覧、申し込みなど、所定のステップを踏む必要はありますが、特に難しい手続きはありません。また従来型賃貸オフィスを借りる場合と比較すると、利用開始までの期間も短くすみます。

    「ドロップイン」利用の場合はさらに簡単で、初回に登録すれば、2回目以降は身分証明書の提示のみで利用できるケースがほとんどです。詳しくは、「コワーキングスペースのドロップインとは?メリットや利用方法を紹介!」をご覧ください。

    自身のニーズにあった作業部屋やスペースをレンタルしよう

    「自宅以外で作業部屋やスペースが欲しい」と考える理由は、業務効率を上げるため集中できる場所が必要であったり、単なる気分転換であったりと、人それぞれです。また、作業内容によって適した作業部屋やスペースは異なります。せっかく作業部屋をレンタルするなら、スムーズに仕事ができるところを確保したいですね。作業部屋に利用できる施設ごとのメリットとデメリットを知り、満足のいく場所を選びましょう。

    WAWは日本橋と赤坂という好立地にあり、充実した設備やサービスなど魅力あふれるシェアオフィスです。オープンスペースタイプも個室タイプもあり、予算や使い方に応じて複数のプランから選択が可能です。ぜひ、選択肢のひとつとしてご検討ください。