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ベンチャー企業に適したオフィスは?オフィスの種類と選び方のポイント

オフィスの種類は様々にありますが、ベンチャー企業に適したオフィスとはどのようなオフィスなのでしょう。ここでは、ベンチャー企業の概要を確認したのち、その特徴と照らし合わせて、ベンチャー企業におけるオフィス選びのポイントをご紹介します。

ベンチャー企業のオフィスといえば、リフレッシュ空間が充実していたり、フリーアドレス制が導入されていたりする、おしゃれなオフィスをイメージする人が多いのではないでしょうか。それらは単にデザイン性を重視しているだけでなく、ベンチャー企業ならではの合理的な視点でオフィスを選択しているのかもしれません。ベンチャー起業がオフィス選びの際に重視したいポイントを紹介します。

ベンチャー企業とは

ベンチャー企業とは、一般的に、独自の視点や技術をもとにして新しいサービスやビジネスモデルを展開する企業を指します。楽天グループやヤフーなどのIT系企業がよく知られています。ベンチャー企業にIT系が多いのは、IT 技術を活用することでベンチャー企業の特徴であるイノベーションが生み出しやすいからと考えられます。

楽天グループやヤフーはいまや大企業ですが、比較的若い企業や、中小規模である企業が多い印象です。

これらの特徴を総合すると、ベンチャー企業は、若い世代の社員が比較的小人数で運営しているケースが多いと推測されます。本記事でもその前提でベンチャー企業のオフィス選びを紹介していきます。

ベンチャー企業とスタートアップ企業の違いは

ベンチャー企業と類似した言葉に「スタートアップ企業」があります。

ベンチャー企業は日本で生まれた和製英語で、スタートアップはGoogleやFacebook、Appleなどを輩出したアメリカのシリコンバレーから来た言葉といわれます。英語では、行動開始、操業開始を意味する“startup”と表記されます。

新しいサービスやビジネスモデルを展開する企業である点は、ベンチャー企業もスタートアップ企業も同じです。違いは、スタートアップ企業のほうがより「革新的」で、「短期間で急激に成長を遂げる」企業を指す点です。

なお、スタートアップ企業のオフィス選びについては「スタートアップ企業にとって重要なオフィス選び!選ぶ際のポイントと注意点」で紹介しています。

ベンチャー企業に適したオフィスの種類

ベンチャー企業が選択することの多いオフィスの種類と費用相場を紹介します。

  1. 1:賃貸オフィス

    商業ビルの一室やワンフロアを長期賃貸借契約する、従来からある形態のオフィスです。

    費用

    立地や床面積によって金額に大きな差が生じます。月当たりの賃料は月10万円台に抑えられることもあれば、100万円以上になる場合もあります。また、入居時の初期費用、入居後の管理費なども発生します。

  2. 2:セットアップオフィス

    あらかじめ内装工事が施されているオフィスです。入居・事業開始までの時間を短縮できます。

    費用

    従来型の賃貸オフィスと同様に、立地や床面積によって金額に大きな差が生じます。内装が施されている分、従来型オフィスに比べ賃料が高くなる傾向があります。

  3. 3:シェアオフィス(オープンスペース型)・コワーキングスペース

    個人や複数の企業で共用するオープンスペースタイプのワークスペース(オフィス)のことです。テレワーク時に利用するワークスペースやサテライトオフィスとしても活用できます。

    費用

    立地や設備にもよりますが、月1~3万円程度が目安です。

  4. 4:シェアオフィス(個室タイプ)

    シェアオフィスはオープンスペースタイプが一般的ですが、個室を確保できるタイプもあります。個室に加え、オープンスペース部分も自由に利用することが可能です。初期費用を抑えて、専用のオフィスを手に入れることができます。

    費用

    立地にもよりますが、月10万円程度から利用可能です。個室の定員は1人~20人程度と、比較的小規模なのが一般的です。

  5. 5:バーチャルオフィス

    住所や電話番号、法人登記などのオフィス機能だけを借りるサービスのことです。多くの場合、電話転送や郵便物の受取・保管などの追加サービスもあります。物理的なオフィススペースはないので、別にワークスペースを用意する必要があります。

    費用

    サービス内容にもよりますが、月数千円程度が目安です。

ベンチャー企業におけるオフィスデザイン・レイアウトのポイント

オフィスの種類だけでなくオフィスデザインやレイアウトも、大切なポイントになります。

企業イメージを体現するオフィス

「コーポレートカラーに基づいたデザイン」「社風に合わせて明るい印象のエントランスやデスクで統一」といったように、コンセプトが明確なオフィスづくりをおすすめします。

社内風土や経営方針に沿ったコンセプトを打ち出し、内装やデザインを決定するといいでしょう。創業間もないベンチャー企業だからこそ、それらを具現化することが重要と考えられます。企業イメージに沿ったオフィスで働くことで、社員が経営陣の意思や経営方針を感覚的に理解することができるでしょう。また、帰属意識やエンゲージメントの高まりも期待できます。来客や求職者に対しても、企業イメージをアピールできるでしょう。

デザイン性の高いオフィス

視覚的なデザイン性はオフィスの印象を左右します。デザイン性の高いオフィスに勤務することは、社員のモチベーション向上につながるでしょう。また、外観の良さは来客にその魅力が伝わるため、採用力の向上や、取引先に対するイメージアップ効果も見込めます。

リフレッシュできるオフィス

「景色が良く開放感がある」「ゆったりとした空間」などのリフレッシュできるオフィスが理想的です。リフレッシュは業務効率化に良い影響を与えます。

少数精鋭であるベンチャー企業は一人ひとりが能力を最大限に活用しなければなりません。少数精鋭であることは、マルチタスクで仕事を進めることが多く、個々の社員の負担が大きいことも推測できます。集中力を高めるためにも、リフレッシュを意識したいところです。

コミュニケーションが活発化するオフィス

イノベーションは、ベンチャー企業が成功するための重要な要素です。

イノベーションを起こすためには、フリーアドレス制、立ち話のしやすいスペース、ドリンクコーナーなどコミュニケーションがとりやすいオフィスが望ましいでしょう。コミュニケーションのハードルが下がることで、社員同士の活発な意見交換や対話から発想を得て、イノベーションが生まれやすい環境となります。

多様性のあるオフィス

例えば次のように用途の異なるスペースがあり、目的に応じて使い分けることのできる、多様性のあるオフィスが理想的です。社員がそれぞれの業務に適した空間を選択することで、生産性の向上が見込めます。

  • 個人で集中できるスペース

    静かな環境の個別席や個別ブースなど

  • チームや同僚などと、必要に応じてすぐに話し合いができるスペース

    ミーテイングブースやオープンエリアなど、利用したい場面で即座に利用できることが重要

  • 集中して議論できるスペース

    真剣に議論ができる会議室。気兼ねなく話せるよう、ある程度閉ざされた空間が望ましい

  • リフレッシュスペース

    開放感や居心地の良さを感じられるスペース。さまざまな人が休憩や気分転換に訪れることで、部署を超えたつながりも生まれる

立地の良いオフィス

立地の良いオフィスや地域ブランド力の高いエリアにあるオフィスであれば、企業としての信用力が増す傾向にあります。また、大企業の多い都心のビジネスエリアにあれば、顧客獲得のうえでも有利です。

ベンチャー企業がオフィスを選ぶ際に気をつけるべきこと

成長過程にあるベンチャー企業では、オフィスに対するニーズの変化に留意する必要があります。満足のいくオフィスが見つかっても、すぐに手狭になったり快適に使えなくなったりすれば、移転を考えなければならなくなるからです。

オフィス移転にかかる費用は?項目の内訳とコストを抑えるコツを紹介の記事にあるように、長期賃貸借契約の従来型賃貸オフィスは初期費用、退去費用ともに大きく、短期間に移転してしまうと無駄が発生します。

そこで、オフィス選びの選択肢としておすすめなのが、大きな初期費用も退去費用も発生しないシェアオフィスやコワーキングスペースです。シェアオフィスやコワーキングスペースは、利用人数や利用状況に応じて、柔軟なプラン変更が可能です。また、あらかじめビジネスに必要な設備が整っているため、環境を整えるための手間もコストもかかりません。

立地の良さや設備・サービスの充実度は施設ごとに異なります。情報収集をしっかり行って比較検討するとよいでしょう。

WAWは赤坂と日本橋、神田という好立地にあり、オープンエリアや1人ブース、個室など多彩なワークスペースが揃うデザイン性の高いシェアオフィスです。また、有人受付や郵便物・宅配物の受取、ドリンクバー、アロマディフューザーの貸出など、サービスも充実しています。ぜひ選択肢のひとつとしてご検討ください。

ベンチャー企業のオフィスは今後の成長も含めて検討しよう

すでに本社ビルを構えているような大企業と違い、創業間もないベンチャー企業は、企業の成長に合わせてオフィスを変えていく可能性が高いでしょう。良いオフィスを選択することは重要ですが、それと同時に先を見越した判断も求められます。シェアオフィスやコワーキングスペースの活用を含め、様々な種類のなかから自社に適したオフィスを選択しましょう。